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12月 14 2015

ビジネスパーソンにとっての基礎的なスキルを身に付けよう

顧客に商品・サービスを提供することで顧客がそれを使用したときの経験から得られる価値を高めることが企業である提供側の仕事である、と考えます。

顧客の経験価値を実現するためには、ものづくり企業としては、(1)商品企画、(2)研究、開発、(3)設計、(4)生産、(5)販売、(6)知的財産管理などの一連の仕事を担うことになります。ただし、これらのすべてを一企業で満足させなければならないわけではなく、企業の規模や特長に応じて、その一部を担うことでもよい。

ここでは、ものづくり企業で働くビジネスパーソンにとって必要になる基礎的なスキルとは何かを考えてみましょう。

ものづくり企業で働く人の多くが、(1)商品企画、(2)研究、開発、(3)設計、(4)生産、(5)販売、(6)知的財産管理のいずれかを担当することになりますが、そのいずれの業務にも必要とされるスキルは「新しいことに挑戦する」という態度です。

「新しいことに挑戦する」こととは、機械化できるような単なる作業ではない仕事を行うことが求められます。

いうまでもなく、「仕事」とは、その結果によって誰かに価値を届けるための活動のことであって、事前に定められた手続きとゴールが決まっている「作業」とは違います。

したがって、ものづくり企業で働く人にとっては、
(1)物事の因果関係を追及することができる論理思考能力
(2)物事の合目的性を考えられる抽象化能力
(3)論理思考では解けない問題に取り組める類比思考能力
(4)イメージを言葉に変換して仮説を作りその仮説の検証を行う具体化能力
(5)問題の発見から解決までの一連の思考プロセスを一人でたどれる持続力・責任力
が必要と考えられます。

論理思考能力とは、具体的には物事の原因と結果の関係をたどることのできる能力であって、その思考結果を第三者に伝えられることが必要です。そのため、原因と結果の連鎖からなる因果関係モデルが作成できることが求められます。

一般的な文章が作成できればいいのではないかという人がいますが、文章では論理性が曖昧になりがちであり、その解釈も一意には決まらないといった欠点があります。

抽象化能力とは、具体的に物事の目的と手段の関係をたどることで合目的思考ができる能力であって、その思考結果を第三者に伝えられることが必要です。そのため、目的と手段の連鎖からなる目的手段モデルが作成できることが求められます。

類比思考能力とは、自分の専門分野の知識と論理思考を駆使しても解決できない問題に対して、求める機能を実現している異分野の知識を参考にして問題を解決する能力です。

ここで参考にする知識は、自分の専門分野のものとは異なるため、そのままでは利用できません。参考にするのは具体的な知識の背後にある本質に相当する機能や機構、構造です。

したがって、異分野の知識を参考にして問題を解くには、最終的に自分の専門分野の知識、経験が必要になります。知識は深い理解がないと、現場では使えません。日頃から自分の専門分野の知識を習得する努力と試作実験によって仮説を検証する努力を怠らないことです。

自立したものづくり企業で働くビジネスパーソンになるには、単に、ものづくりの一場面で役立つワークシートや管理ツールが使用できるだけでは不十分です。論理思考能力、抽象化能力、類比思考能力、具体化能力のすべてを駆使して、問題の発見から解決までの一連の思考プロセスを一人でたどれる持続力・責任力が必要です。

成功するまで努力することで、成功が得られます。途中であきらめれば、成功することはできません。

ものづくり企業で働くビジネスパーソンにとって必要になる基礎的なスキルは、個別具体的なアイデア発想法や管理技法の教育セミナーを受けても身に付けることはできません。

ビジネスパーソンにとって必要になる基礎的なスキルを身に付けるには、それ専用のセミナーを受講すべきです。

アイディエーション・ジャパン株式会社では、ビジネスパーソンにとって必要になる基礎的なスキルを身に付けるためのセミナーとして、
(1)論理思考能力向上のための因果関係モデルの作成、
(2)抽象化能力の向上のための等価性の発見と目的展開、
(3)類比思考能力向上のためのシネクティクス、NM法、
(4)問題を発見して解決するまでのTOC思考プロセス、
などを行っていますので参考にしてみてください。