Ideation TRIZ超々入門
TRIZをはるかに超えているIdeation TRIZ(I-TRIZ)

Ideation TRIZ is beyond TRIZ


Ideation TRIZ(I-TRIZ)とは...

Ideation TRIZ =技術問題解決の思考技術・思考プロセス
技術開発部門や生産管理・品質管理部門、知財部門あるいは商品企画部門の
マネージャあるいは担当者が、
様々な技術的問題を解決するための「思考技術」です。

Ideation TRIZ(I-TRIZ)を利用することで、
  • 「目標実現に必要な作業ステップ」と「具体的な作業内容」が明らかになり、
  • 「利用可能な環境・資源」を効率的に収集することができ、
  • 「問題の本質」と「取り組むべき課題」が明確になり、
  • 多くのアイデア創造を誘発され、
  • 確実な製品化をスピーディーに実現することが
できるようになります。
* Ideation TRIZは、「アイディエーショントリーズ」と読みます。
 長らくI-TRIZ(アイトリーズ)としてご案内しておりましたが、今後はIdeation TRIZとしてご案内していきます。
* TRIZについては、「こちら」をご覧下さい。
* TRIZを既にご存知の方へ
古典的TRIZとIdeation TRIZ(I-TRIZ)は、ベースとなっている大元の理論は同じです。しかし、Ideation TRIZはTRIZの欠点を大きく改良したもので、その活用の容易さ、適用範囲の広さが異なります。もはや、この二つはまったく異なるものとお考え下さい。
(古典的TRIZとIdeation TRIZ(I-TRIZ)を同じだと考えてしまうのは、蒸気機関車と新幹線は同じ鉄道だからスピードも快適さも同じだと考えてしまうようなものです。)


Ideation TRIZ(I-TRIZ)は様々な分野、プロセス、ステージで活用できる!
だから、いくつもの手法学習に時間をかける労力が減る。

これまでの多くの問題解決手法は、
技術に関わる様々な分野・工程で、
異なる手法を
組み合わせて利用することが求められてきました。

このため、
技術者は
目前の問題解決のために時間を割くよりも、
手法を学ぶことに時間を奪われるという状態に置かれている場合が少なくありません。
古典的TRIZだと、適用できる分野が狭いため、TRIZが適用できないフェーズでは異なる手法を使う必要があり、プロジェクト全体では、TRIZとは異なる複数の手法を組み合わせる必要がありました。
このため、複数の手法を学習する時間とコストは馬鹿になりませんでした。
Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、
本質的に同一のひとつのプロセスに従いながら、
異なる対象の目的や工程に合わせて、
最適な指針と解決のための指針を導き出すことができます。

たとえば、
  • 製品の改良を通じて新技術を生み出す場合にも、
  • 既存製品の故障や不具合を改修する場合にも、
  • 製品の不具合を未然に防ぐ対策を講じる場合でも、
  • 新技術を権利化し後発の技術に対して優位な地位を保全する場合でも、
  • 世の中の動向をにらみながら、新世代の製品を開発する場合でも、
利用することができます。

さらに言えば、
Ideation TRIZ(I-TRIZ)の適用分野は広く、
技術の範囲にとらわれず、
実社会の様々な問題解決にも利用することができます。



Ideation TRIZ(I-TRIZ)は、
技術問題解決の「思考プロセス」と、
そのコアとなる「問題分析ツール
および「知識ベース」で構成されています。

Ideation TRIZ=技術問題解決の思考プロセス+問題分析ツール+知識ベース
Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、
問題を解決するための標準的な手順を定めています。

この手順のことを
Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、
思考プロセス(アイディエーション・プロセス: Ideation Process)」と
呼んでいます。

この「思考プロセス」は概ね次のように構成されています。
  1. 問題の情報把握 (システムアプローチ+資源のリストアップ)
  2. 問題分析とアイデア出し (プロブレム・フォーミュレーション→指針→オペレータシステム)
  3. 方策案のまとめ
  4. 結果の評価
ハイスピードで解決の糸口をつかめる 取り組む問題によって、
細かな手順やその中身は変わりますが、
基本的な構造は上記の通りです。
Ideation TRIZ(I-TRIZ)の「思考プロセス」を身につければ、
ハイスピードで技術的問題の解決の糸口がつかめるようになります。


まずは複数の視点から問題の状況を正確に把握。
そして、問題解決後の理想的な姿を定義し、
使える資源を徹底的に見つけていきます。

Ideation TRIZ(I-TRIZ)は「問題状況の正確な把握」から始まります。
そして、問題が解決するとはどういう状態を指すのかを定義します。
これらがいい加減だと、あらぬ方向に思考が進んでしまいます。
このプロセスを「システム・アプローチ」と呼んでいます。

おろそかにできないのが「資源のリストアップ」です。
既に使っている資源、使っていない資源をつぶさにリストに書き出します。
ここで資源として認識していないものは、後々も使うことができません。
もちろん、作業の途中で気づいたならばリストに加えます。

問題解決とは、ある意味、資源の使い方を変えることだともいうことができるのです。


Ideation TRIZ(I-TRIZ)の「問題分析ツール」を使いこなすことで、
「問題」の真の原因を発見することができるようになります。

「問題の状況把握」が済んだら、「問題の分析」に入ります。

Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、問題分析(プロブレム・フォーミュレーション)のための専用「問題分析ツール」を用意しており、"Problem Formulator"と呼びます。
"Problem Formulator"を使うことによって、
問題の本質とそれを取り巻く資源との関係を徹底的にあぶり出します。

そして、それらを漏らすことなく図(ダイアグラム)として表現します。
この図を「因果関係モデル」と呼んでいます。
この「因果関係モデル」は、Ideation TRIZ(I-TRIZ)の核となる部分です。
因果関係モデルは、ポストイットなどを用いてで手作業で作成することも、パワーポイントなどのソフトウェアを用いて作画することもできますが、専用のソフトウェア(Innovation Workbench (IWB)や IWB Lite、Directed Evolution®(DE)など)に組み込まれている"Problem Formulator"を使用すると作業が格段に楽になります。

因果関係モデルで解決 作業自体はとってもシンプルですが、
因果関係モデルは強力な武器となります。
問題に関わる資源の因果関係をつなぎながら、
意識の片隅にうずもれていた情報を導き出してくるのです。
この結果、
「問題分析」の後には、
問題に関わる資源が網羅的に表現されてくることになります。

因果関係モデルを作らなければ永久にうずもれていたかもしれない資源が
問題解決の糸口のひとつとして目に見える形で現われてくるのです。

* 専用のソフトウェア(Innovation Workbench (IWB)や IWB Lite、Directed Evolution®(DE)など)に組み込まれている"Problem Formulator"は、
単に図を描画するだけではなく、描画の内容に従って、課題に合わせて、この図をどのように読み取って、なにをすればいいかという指針を提供してくれます。



一貫プロセスで「イノベーションを生み出す」チームのための思考技術

認識をメンバー間で共有 問題解決に取り組む際には、
作成した因果関係モデルを、
メンバー間で共有します。
可視化されたモデルをチームのメンバー間で共有することで、メンバー毎の認識の違いが明らかになるからです。

三人寄れば文殊の知恵とばかりに、
メンバーの作成したモデルをひとつにまとめていきます。
これだけで、
今まで一人で作業していた時には気づかなかった視点が提供されるようになります。

これが、チーム力を高め、問題を発見する力、気づきの力を与えてくれる問題分析ツール」と評価される理由です。

一旦、問題認識が共有されたら、因果関係モデルのどの部分に焦点を当てていくかを決めていきます。
因果関係モデル作成を支援するソフトウェア(Problem Formulator)は、問題解決のための指針を提供しますから、その指針に従っていくだけで、問題の所在と解決に至る方向性までを網羅的にとらえることができるようになります。
* ここでは、メンバー間でブレイン・ストーミングを行ないます。問題の因果関係が明確になり、メンバー間で認識が共有化された上でのブレイン・ストーミングは、放談会のようになりがちだったブレイン・ストーミングと比べると、その質、生産性がまるで異なってきます。

Ideation TRIZ(I-TRIZ)の「知識ベース」を知れば知るほど、
困難な技術的問題に対して、
多くの解決手段を導き出すことができるようになります。

因果関係モデルを元に提示された指針を見れば、
この段階で、発想の豊かな人は、多くのアイデアにたどり着きます。

でも、いつもいつも、簡単にアイデアが湧いてくるわけではありません。
そこで、Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、
過去の膨大な特許情報から抽出して蓄積し、分類した事例を提示します。

アイデアの元になる知識ベース 自分に直接かかわる分野だけではなく、
様々な異なる分野の問題解決の事例を知ることで、
自分の抱えている問題に照らして、
思わぬアイデアが浮かんできます。

それも、驚くほどたくさんです。

多くの偉大な発見や発明が、
日常の何気ない出来事からヒントを得たという話を皆さんもたくさんご存じだと思います。
そのヒントとなるべき事例を、
過去の特許やコンサルティングの際に得た知見などを元に整理・蓄積したのが、
Ideation TRIZ(I-TRIZ)の知識ベースです。

この知識ベースは、系統立てて、使いやすく整理をしています。
膨大な知識ベースを論理的に、無駄なく案内していく仕組みがIdeation TRIZ(I-TRIZ)のオペレータ・システムです。

オペレータ・システムを使っている方は、次々に新たな発想ができるようになります。
しかも、チームで作業を進めると、
メンバー同士の発想が刺激となって、
続々とアイデアが浮かんでくることは、決して稀ではありません。

これが、Ideation TRIZ(I-TRIZ)の「知識ベース+オペレータ・システム」です。


多くの指針→オペレータが、発想の視点を強制的に切り替える
← ... 考えられうるあらゆる視点から!

これで終わりではありません。

知識ベース+オペレータ・システム」を使っても、ある程度の時間が経過すると、次第にアイデアが出なくなります。
Ideation TRIZ(I-TRIZ)では、ひとつのオペレータからアイデアが出なくなったら、そこに留まることなく、次のオペレータを参照します。
新たな視点から、検討を再開するのです。
これでもかっというくらいに、これを繰り返します。
考えられる限りの解決視点と事例をベースに、次々と頭をリフレッシュさせて、強制的に思考を進めていくのです。
これを「アイディエーション・ブレインストーミング」と呼んでいます。
アイディエーション・ブレインストーミング

以上の結果、問題を解決すべき視点が広がり、解決策も数多く生まれてきます。


方策案(アイデア)のまとめ。
選ばれなかったアイデアも捨てない!


最終的に、出てきた方策案(アイデア)をまとめていきます。
これまでばらばらだったアイデアをまとめることで、この段階でも新たなアイデアが生まれてきます。

アイデアのまとめの結果、数多くの解決手段の中から、実行するべきアイデアが選ばれます。

ここで今自分たちが選ぶ手段はひとつだけかもしれません。
でも、選ばれなかったアイデアを捨ててはいけません。
競合企業も同じ問題を抱えているとするならば、いずれ彼らも似たようなアイデアを出してくる訳ですから、そのときに備えて、先回りしてそのアイデアに気づくことで、それを特許化して、競合会社の追撃を防ぐという戦術も可能になることを忘れないで下さい。
思いついた多くのアイデアの活用


あとは試作、実験...の工程へ

問題の背景と事象を網羅的に理解し、
本質的な課題を発見して、そこに焦点を当て、
提示された指針に基づいて、
先人が残した様々な事例をヒントとして知ることで、
新たなインスピレーションが容易に湧き、
これまで思いつかなかった問題解決の扉が次々と開く...。

これまでの問題認識、発想の方法が一本釣りによる漁法だとすれば、Ideation TRIZ(I-TRIZ)の手法は網を使った漁法に似ています。
資源の取りこぼしが少なく、問題認識の偏りが減るため、アイデアも豊富になりますから、説得力が増すうえに、第二、第三のアイデアが続々と湧いてくるのです。

また、アイデア創出の工程を記録にとることができますから、過去の問題解決をさらに発展させたり、違う角度から見直したり、異なる技術問題の解決に役立てることもできます。
近年問題になりつつある熟練者の知見の継承という視点から活用していただくことも可能です。

これが、Ideation TRIZ(I-TRIZ)の世界です。
あとは、試作、実験し、そのアイデアを確認しましょう。



Ideation TRIZ(I-TRIZ)へようこそ。
あなたのお越しをお待ちしていました。

どうぞ、あなたも、あなたの会社も、このスーパーイノベータへの扉をくぐって、最初の一歩を踏み出して下さい。