IdeationTRIZによる支援実例
事例: 5チームが同時並行で長期間未解決の技術問題を解決

CASES of IdeationTRIZ in JAPAN

事例 1: 5チームが同時並行で長期間未解決の技術問題を解決

年商約4千億円の電子機器メーカー

電子機器
  • 2013年下半期、新製品開発に関わる研究、開発、生産技術の多くのチームが、10年間~6か月間も未解決の技術問題を抱えていた。
  • どの問題も、既存策では解けない、いわゆる“発明的問題”であった。今までの技術者の自己流に任せたアイデア創出では、斬新なアイデアが出ず、最近の高速開発競争に勝てないと経営陣は判断した。
  • そこで、技術者の創造力を高める科学的な問題解決方法を探したところ、IdeationTRIZを見つけ、担当者が何度かセミナーを受けた。結果、「イケル」と判断し、早速、5チームを募って、IdeationTRIZを用いた問題解決パイロットプロジェクト(週一回の検討会3時間×7回)を実施した。
  • まず、チームリーダに3日間のIPS教育を提供し、その後にプロジェクトを開始した。5つのチームは当社コンサルから指導を受けつつ、自分たちでIPSのプロセスを進めた。
  • どのチームも解決策を創出することができ(10年問題を抱えたチームは、解決の糸口を見つけた)、その成果は、金額換算で1,000万円~7億円と見積もられた。
  • 技術者たちもIdeationTRIZを気に入り、その後も、半年ごとに約5チームがIdeationTRIZを用いた問題解決プロジェクトを実施した。

統括マネージャの感想

エンジニアたちの視点が多様化
  • 当社は常に独自の先端技術を搭載した魅力的な製品を市場に提供し続けることをモットーに努力を重ねてまいりました。当社のエンジニアたちは日夜、困難な技術的問題に取り組んでおります。
  • このたび、当社の技術開発活動にIdeationTRIZを導入した場合の効果を測るために、アイディエーション・ジャパン社のコンサルタントの指導の下で、5つのパイロット・プロジェクトを同時並行的に実施しました。5つのエンジニア・チームが、IdeationTRIZのIPS手法を使った延べ20時間程度のセッションを通じ、それぞれの技術問題の解決策を考え出すというものです。
  • どの問題も、当社にとり重要かつ厄介な問題ばかりでした。ある問題は発生原因が未解明でした。別の問題では多くの要素が複雑に絡みあっていました。また別の問題はある分野の新しい物理知識を得ない限り解決不可能と思われていました。
  • 私は当初このような難題に対し短期プロジェクトで有効なアイデアが本当に出るだろうかと不安を抱いていました。特にプロジェクトの前半、IdeationTRIZ初体験のエンジニアたちが手法に慣れずに苦労していたので、私の不安はなおさらでした。
  • しかし、プロジェクトの終盤には、嬉しいことにどのチームも、今まで考えつかなかった新しい有望な解決策をいくつも生み出していました。その要因は、エンジニアたちが真剣に手法を学び問題に取り組んだこと、そして、IdeationTRIZの各種ツール(とくにPF)がエンジニアたちの視点を多様化させ創造力を引き出してくれたこと、であったと思っています。
  • 今後、IdeationTRIZを社内に普及させ開発パワーをますます増強していきたいと願っております。