他社主催セミナー
製品・試作品の不具合原因究明・分析手順と再発防止の思考プロセス

Seminars of Other Company Sponsored

 不具合原因究明のための従来手法は、不具合が発生した状況に直接関連する既存の情報に頼って問題を解決しようとします。すなわち、過去に発生した同様の不具合の経験や知識(過去の事例など)をよりどころにします。しかし残念ながら、過去の不具合に関する情報や記録は不十分で大雑把すぎるというのが現実です。さらに、当事者にとり最も悩ましいのは、過去に発生したことのない初めての不具合です。この場合には、過去の経験や知識を活かすことが困難です。以上のような理由から、不具合発生メカニズムを明らかにするために膨大な時間がかっているのが現状です。
 これらの問題に鑑み、「未経験の不具合を短時間に適確に解明し解決する」ことを目的として開発された新しい不具合解析手法が“FA”です。FAは、イノベーション方法論体系“Ideation TRIZ”の一分野であり、その特徴は「破壊工作分析」とかつて呼ばれていた“逆転の発想”をベースに、創造的な思考で不具合を料理していく点です。
 本講座では、“FA”の中の重要テクニックである(1)逆転発想の3ステップ解決法、(2)因果関係ダイアグラム、(3)システムの弱点を見抜くテクニック、(4)不具合を起こすオペレータ、(5)不具合を除去するオペレータ、を組み合わせて用いることで、不具合原因究明と再発防止策の提案を、従来手法よりずっと効率的かつ効果的に実践する方法を学びます。


受講後、習得できること 具体的な題材で演習を行いますので、講座終了後には実際に抱えている問題にすぐに適用することができます。
日時 2016年9月12日(月) 10:30~16:30
会場 [東京・大井町]
きゅりあん5階第2会議室(JR京浜東北線 大井町駅東口より徒歩1分)
受講料 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
* お申込み要領の詳細は、 主催者サイト をご覧ください。
講師 アイディエーション・ジャパン株式会社
取締役CTO 長谷川公彦
内容 1.顕在化した不具合の対策
 1)不具合分析(FA:Failure Analysys)
    不具合のメカニズムを明らかにし、再発防止策を提案する
 2)基本3ステップ
  a)問題を逆転させる
  b)不具合の仮説を作る
  c)資源を特定する
2.不具合分析の手順
 1)必要な情報の収集
  a) その問題について何がわかっていますか?
  b) 正確にどのシステムで不具合が発生しますか?
  c) そのシステムの主要な部分(部品)は何ですか?
  d) システムはどのように働きますか?
  e) 付随作用はありませんか?
  f) システムの周囲には何がありますか?
  g) 不具合についてわからないのは何ですか?
  h) その問題に先立つ何らかのいきさつはありませんか?
  i)問題が起こる直前に何がありましたか? 
 2)当初の問題を表現し直す
 3)問題の逆転
 4)不具合仮説の作成
 5)不具合仮説の有効性確認
 6)不具合の是正
 7)プロジェクトの結果の評価
3.事例と演習問題
 1)ヘリコプタの翼の腐食
 2)自動車の追突事故

 <質疑応答>
案内 主催者サイトはこちらです。
* ↓ こちらのお申込み用紙をご利用の上お申込み下さい。
PDF* こちらの用紙を利用すると、お申込み割引があります。
主催者 株式会社情報機構