他社主催セミナー
故障・不具合対策の決め手とその実践法 “逆転の発想”で原因を特定

Seminars of Other Company Sponsored

日時 2015年12月10日(木) 10:00~17:00
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム(東京・日本橋)
受講料 43,200円(資料・昼食含む、消費税込)
講師 アイディエーション・ジャパン株式会社
代表取締役 上村輝之/取締役CTO 長谷川公彦
開催主旨 「想定外、予想外の故障・不具合を迅速かつ的確に解決する」ために米国で 開発された新手法“AFD”(Anticipatory Failure Determination)の主要テク ニックを学習します。
 AFDは、次の2つの目的のための手法です。
  1. 不具合分析:既に起きた有害現象の根本原因を究明し解消する
  2. 不具合予測:将来起きる危険のある潜在的な有害現象を予測し予防する
同様目的の従来手法が広く使われています。しかし、例えば次のような悩みを抱えていませんか?
  • 故障が起きたが、情報が足りなくて原因がよく分からない。しかし、時間的余裕がないので応急措置で対処せざるをえない。再発生が心配である。
  • FMEAをやっているが、確実にやるには膨大な作業時間がかかる。そこで、適当な時間で済ませているが、重大な危険を見逃しているかもれない。
このような悩みに対し、AFDは強力な助っ人になります。AFDは、“情報不足”や“時間不足”でも、 故障・不具合に的確に対処できるよう開発された手法だからです。その最大の特徴は「破壊工作分析」と 呼ばれた逆転発想のテクニックです。
AFDの本場米国では、
  • 過去6カ月間原因が解明できず9億円の損失を生んだ自動車のリコール不具合を、AFDを使って1か月で解決した。
  • 過去20年間毎年1~5億円の損失を生んでいた原因不明の品質不良を、AFDを使って1か月で解決した。
  • 今までHAZOPを使って危険なしと判断された液化ガスプラントに関し、AFDを使って、ガスタンク爆発など破滅的ダメージを生む21通りの危険を発見し予防した。
など、高い成果が上がっています。
本講座では、AFDの「逆転発想」を含む主要なテクニックを学習し、具体的な題材で演習を体験します。講座終了後には、実際に抱えている問題にすぐに適用することができます。
なお、AFDは、研究開発、設計、生産の分野での問題解決やリスク予想にも活用できます。
プログラム

1.AFD(Anticipatory Failure Determination)の主要テクニック

1.故障・不具合対策の種類と難しさ
  (1)顕在化した故障・不具合の解明解消
  (2)潜在的な故障・不具合の予測予防
  (3)AFDの故障・不具合分析(FA:Failure Analysis)
  (4)AFDの故障・不具合予測(FP:Failure Prediction)
2.AFDの最大特徴「逆転発想」のテクニック
  (1)逆転発想が生まれた経緯
  (2)故障も発明も自然現象
  (3)故障情報は少ない、発明情報は豊富
3.逆転発想の3ステップ
  (1)問題の逆転
  (2)仮説の構築
  (3)資源の検証
4.AFDの第2の特徴「因果関係モデリング」のテクニック
  (1)因果関係モデリングの基礎
  (2)AFDの2段階の因果関係モデリング
   1)システムモデルに基づく不具合仮説構築
   2)不具合モデルに基づく不具合是正策発想
5.AFDの第3の特徴「不具合知識ベース」
  (1)不具合リスト
  (2)資源リスト
6.AFDの第4の特徴「不具合是正」テクニック
  (1)SEORモデル
  (2)不具合是正のオペレータ
7.AFDの応用分野
8.AFDの支援ソフトウェア

2.故障・不具合分析(FA)

1.FAのプロセスとテクニック
  (1)情報収集
  (2)システムの因果関係モデリング
  (3)原因仮説の構築
  (4)原因仮説の検証
  (5)原因の因果関係モデリング
  (6)不具合是正策の生成
2.事例と演習問題

3.故障・不具合予測(FP)

1.FPのプロセスとテクニック
  (1)情報収集
  (2)システムの因果関係モデリング
  (3)不具合仮説の構築
  (4)不具合仮説の検証
  (5)不具合の因果関係モデリング
  (6)不具合予防策の生成
2.FAとFPの違い
3.事例と演習問題
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主催者 日刊工業新聞社